【開催レポート】松戸プロジェクトシンポジウムを開催しました
都市型介護予防モデル松戸プロジェクトシンポジウム第28回千葉大学予防医学センター市民講座
2018年2月11日(祝)13時~15時、松戸市民劇場にて、都市型介護予防モデル「松戸プロジェクト」のシンポジウムを開催しました。
2016年11月に松戸市と千葉大学間で本プロジェクトの協定が締結されてから約1年3か月、松戸市民の方のみならず、市外の方々や非営利団体、一般の企業などを巻き込みながら、人口49万人の都市部における都市型介護予防モデルづくりに取り組んでいます。シンポジウムでは、これまでの成果を皆様に報告し、さらに今後の目標や乗り越えるべき課題についての議論を行いました。
参加者は総勢150名、一般の方々から民生・児童委員の方々、元気応援くらぶをはじめとした地域団体、一般企業からも参加を頂きました。講演に加えてパネルディスカッションを盛り込むことで、会場の皆様からも多くの率直な質問や意見を共有頂き、会場全体で松戸プロジェクトの今後について検討する素晴らしい機会になりました。また、会場の入り口に設けた企業や地域団体のブースでは、笑い声と共に交流を楽しまれている様子が見られました。
シンポジウム後のアンケートに回答頂いた方の内、約67%の方が既に地域活動やボランティア活動を行っており、今後も継続して、又は新たに活動を行いたいと約46%の方が回答されています。「皆が共に元気でいられるためのプロボノ、興味深い」や「定年後に何らかの形で活動に参加したい」といった積極的な声や、「近隣市町村との比較があると楽しみが増える」など、今後への期待の言葉も聞かれました。
シンポジウム内容
第1部
講演:地域活動と介護予防の関係~松戸プロジェクト1年間の振り返り~
【講師】
千葉大学予防医学センター社会予防医学研究部門教授
国立長寿医療研究センター老年学評価研究部長 近藤克則氏
事例発表:都市部における新しいボランティアのかたち
【講師】
認定NPO法人 サービスグラント 代表理事 嵯峨生馬氏
第2部
パネルディスカッション:松戸プロジェクト
今後の展望
【パネリスト】
認定NPO法人サービスグラント 代表理事 嵯峨生馬氏
千葉大学予防医学センター社会予防医学研究部門 特任研究員 長嶺由衣子氏
松戸プロジェクトパートナー 1名
小金原6-7元気応援くらぶ 2名
本シンポジウムは、公益財団法人長寿科学振興財団の助成により行われました。